スキャナによるネガフィルムのスキャン結果比較3

時代祭 平安衣装 (京都市 御所近辺)

 これも今から20年近く前に写した写真のネガをスキャンしたものです。京都三大祭りの一つ、「時代祭」の行列に参加する人々なのでしょう。
 ネガフィルム自体が変色しているのか、通常の設定ではどの機種も元の色にスキャンができませんでした。その中では5400IIが比較的ましで、
多少色が残っているため、フォトショップの自動カラー補正をかけると少し黄色っぽいものの、何とか見られる画像になっています。残りの2機種に
ついては、自動カラー補正の効果はほとんどありませんでした。
 そこでDIGITAL ICE4の機能の一つ、DIGITAL ROC(X800では退色復元)を使用してみました。DIGITAL ROCとは経年変化などで退色してしまった
ネガの色を、ソフト的に復元する機能です。その効果は抜群で、どの機種もそれなりに見られる画像となりました。それでも5000EDは青、5400IIは
マゼンダ、X800は緑と多少の色かぶりを起こしていますので、先ほどと同じく自動カラー補正をかけたところ、ほぼ元の色調に戻ったように見受け
られます。5400IIは元々彩度が少し低いため、自動カラー補正をかけても、色合いが戻りにくいきらいがあります。また、X800はもっとも見栄えのする
色調ですが、やはり縦サイズが短いこと、それに右側の松の木のあたりにはっきりと出ている白い線など別の難点がいくつかあります。
 結局、DIGITAL ROCとフォトショップの自動カラー補正をかけることが前提ですが、5000EDが最も無難だと思われます。ただし、DIGITAL ROCを
使わないのでしたら、5400IIの通常の補正機能を使用するのが最も綺麗に仕上がりそうです。
Nikon CoolScan 5000ED 5000ED + Photoshop 自動カラー補正
5000ED + DIGITAL ROC 5000ED + DIGITAL ROC + Photoshop 自動カラー補正
KONICA MINOLTA DIMAGE Scan Elite 5400II 5400II + Photoshop 自動カラー補正
5400II + DIGITAL ROC 5400II + DIGITAL ROC + Photoshop 自動カラー補正
Epson GT-X800 X800 + Photoshop 自動カラー補正
X800 + 退色復元 X800 + 退色復元 + Photoshop 自動カラー補正

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